第2章 照葉樹林文化
狩猟・採集段階で萌芽的に認められる農耕のことで、ヒョウタン(起源地アフリカ)、 リョクトウ(起源地インド)という栽培植物や、 シソによく似たエゴマという油料作物などを、 庭畑(キチン・ガーデン)で小規模に栽培する。 もちろん主要な食糧は クルミ・ヒシ・ドングリ・クリなどの堅果類、 シカ・イノシシ、貝類や淡水魚、ユリ科など の球根類である。
ヒョウタン(lagenaria siceraria)は西アフリカのサバンナ地帯の局地的に露出した裸地、 たとえば地すべりの跡などに野生し、果実の殻が利用された。
「栽培植物と農耕の起源」中尾佐助
農耕文化複合とは、文化のうち農業に関係した要素で、作物の品種、栽培技術、加工技術、
宗教儀礼、農地制度など異質なものが相互に絡み合っている。農耕文化基本複合は、種から胃の中までの問題。
根栽農耕文化
サトウキビ、タローイモ、ヤムイモ、バナナ
照葉樹林文化
別掲
サバンナ農耕文化
ササゲ、シコクビエ、ヒョウタン、ゴマ
地中海農耕文化
オオムギ、エンドウ、ビート、コムギ
新大陸農耕文化
ジャガイモ、菜豆、カボチャ、トウモロコシ