第5章 資料
 第1節 測定法
  第4項 気候と森林

森林指数
各月の平均気温から5℃を引き、+になった月の総和を暖指数、-になった月の総和を寒指数という
亜寒帯針葉樹林
暖指数15℃〜45℃
冷温帯落葉広葉樹林(ブナ)
暖指数45℃〜85℃
暖温帯落葉広葉樹林(コナラ、イヌブナ、モミ、ツガ)
暖指数85℃〜180℃
寒指数-10℃以下
照葉樹林(カシ、シイ)
暖指数85℃〜180℃
寒指数-10℃以上
亜熱帯林
暖指数180℃〜240℃



乾湿度指数
 年平均気温:T[℃]、年降水量:P[mm]とすると

ラングの雨量因子はP/Tで表される

ド・マルトンヌの乾燥度指数はP/(T+10)で表される

ケッペンの乾燥度指数
 P/(T+7):一年中多雨の地方に
 P/(T+14):夏雨の地方に
 P/T:冬雨の地方に適用すると
  20以上:森林(サバンナを含む)
  20〜10:ステップ
  10以下:砂漠
となる

川喜多・吉良の乾湿指数
 P/(W+20):W≦100のとき
 2P/(W+140):W≧100のとき
  (Wは暖かさの指数)で計算して
 夏雨の地方に適用し
  10以上:多雨林
  10〜7:森林
  7〜5:サバンナ
  5〜3:ステップ
  3以下:砂漠
となる
 乾湿度を年単位ではなく、月単位で求め12カ月分積算すると、冬雨の地方でも使える。


温度による分類
 極地帯
 ツンドラ帯(寒帯)
 針葉樹林帯(亜寒帯)
 落葉広葉樹林帯(冷温帯)
 常緑広葉樹林帯(暖温帯)
 亜熱帯
 熱帯
乾湿度による分類
 砂漠
 ステップ
 サバンナ
 森林

この二つの組み合わせにより区分ができるが、実際にはあり得ない組み合わせがある。
そこで次の8つの気候帯になる。

熱帯亜熱帯降雨林
熱帯亜熱帯モンスーン林
照葉樹林
サバンナステップ
落葉広葉樹林
常緑針葉樹林
落葉針葉樹林
砂漠高山

気候の変化
前線がしばしば存在するところを前線帯といい、季節変化を簡明に表現するのに適する。
前線帯は気団の境にあたるが、低緯度の気団の境は性質がやや異なるので熱帯収束帯という。
ポーラー・フロント(寒帯前線帯)
 中国東部、朝鮮、日本に影響
 日本付近では梅雨前線に相当する
NITC(北熱帯収束帯)
 東南アジアに影響
 季節的な雨を降らす
SITC(南熱帯収束帯)