第5章 資料
 第2節 遺伝
  第6項 PCR法

PCR法(Polymerase Chain Reaction、ポリメラーゼチェーン反応)
1985年開発
(1)温度を95℃にあげて1分間
 2本鎖DNAを1本ずつに引き離す
(2)55℃2分間
 増幅したいDNAの範囲の前後に2種類のプライマーをつける
 プライマー(合成塩基配列)は20数塩基の短い配列
(3)72℃3分間
 DNA合成酵素(ポリメラーゼ)でプライマーを基点としてDNAを合成していく
 DNA合成酵素はイエローストーン公園の源泉から発見された耐熱性細菌の酵素を用いる
(4)2本鎖DNAが2本できる
 これを繰り返すことにより6分毎に倍々でDNAが増える
 ただし実際には反応効率は100%ではないので1回のサイクルで1.8倍くらい

ダイデオキシ法
調べる一本鎖DNAに32Pで印を付けたプライマーを作用させDNA合成で伸ばしていく
そのときに特定の塩基で止めるようにし、いろいろな長さの断片を作りバンドを調べる
調べる一本鎖DNA
5'-----------------3'
||||||
C G A C A A
T G T T プライマー
||||
-----○ラジオアイソトープ
32P
DNAポリメラーゼ
DATP
DGTP
DCTP
DTTP
4種の塩基を含んだヌクレオシド・トリフォスエイト

Gで止める場合(すなわちCの位置)
 ダイデオキシヌクレオシド三リン酸(三重結合)


GTP
グアニン(G)にリン酸(P)が3つついている
2つはGDP

ラジオアイソトープから最近では蛍光色素に変わる
フィッシュ(FISH)法(Fluourescence In Situ Hybridization)
タンデム型反復配列に張り付くDNAのかけらに蛍光色素で目印をつけておく