第5章 資料
 第3節 人類の進化
  第2項 主な石器文化

 石器とは2ヵ所以上の人為的な切り欠きがあるもので、そうでないものはエオリス(偽石器)と呼ばれる。

石器の種類
 石核石器
  レキ石器
  打割石器
  握斧
 剥片石器
  石刃
  細石刃

旧石器時代250万年前〜1万3千年前
 前期250〜20万年前  世界の人口 12万5千〜 80万人
 中期 20〜 4万年前       100万 〜120万人
 後期 4〜1万3千年前      220万 〜300万人(日本1万5千人)

ヨーロッパでの分類
下部旧石器7万年より古い
中部旧石器7万年〜3万年

中石器時代
西アジアで1万1千年前に農耕が始まったが、ヨーロッパでは氷河のために森林の回復が遅れ、 農耕への移行も遅れて、旧石器時代の漸移的性格を持つ中石器時代が挟まれる。
日本では晩氷期が当たる
この時代の特徴は弓矢の使用で、氷河時代の大型動物が少なくなり、小動物をねらうために使われた。
日本との距離は約1万kmであるがほぼ同時に開始したと考えられる。 狩猟民の移動は定着民より大きく、1日30km歩いても1年に満たない日数で到達する、 現在の遊牧民で1日60km移動の例があるから無理な計算ではない。

石器の発見
1837年フリント製の石片
1838年北フランスのアブヴィルの谷ペルト
1844年アッペヴィル(フランス)でベルトが石器発見
主な石器文化
オルドゥヴァイ文化(オルドワン)レキ石器系文化
 最古の石器は1976年エチオピア・ハダールの南ゴナ地区で発見された、250万年前の片刃のチョッパーと剥片で、 肉を切るために使われた。
アシュール文化(アシューリアン)
 150万年前東アフリカで使われたもので、90万年前まで変わっていない。 その後新しくハンド・アックス(握斧)の前期握斧系文化に代わる。
ムスチエ文化(ムステリアン)
 20〜3万年前の中期旧石器文化(剥片石器系文化)
オーリニャック文化(オーリナシアン)
 石刃技法
 石材の消費効率が高い
 用具に見合った多様な道具が作り出せる
 初めて骨針が作れた−>防寒性の高い服を作れた
後期旧石器文化(石刃系文化)
 4万年前
中石器文化
 細石刃
新石器文化
 磨製石器
シャテルペロン文化(シャテルペロニアン)
 フランス西部とスペイン北東部の限られた地方に、約3千年間続いた石刃技法を用いる文化。 オーリニャック文化と一時共存する。
中期石器時代(MSA)
 アフリカサハラ以南で、ムスチエ文化と似る。
ハウイソンズ・プールト文化(HP)
 南部アフリカの一部で見られる細石器を使用した文化。 ヨーロッパでは1万数千年前になって現れる先端的技術による石器が、9〜7万年前に作られていた。 後に、再びMSAに代わり、消滅する。