第5章 資料
 第3節 人類の進化
  第6項 サル学からのアプローチ

サルだけが爬虫類ができなかった樹上に進出できた
巨大化した恐竜は樹上に届くのでその必要もなかった

サルは食虫類から進化

虫の次にフルーツ(漿果と堅果)を食べるようになった
そのときの強力な競争相手は森の鳥
鳥は葉を食べないので競合しない葉に変わっていった

しかし植物にとって果実は種の拡散のために
むしろ食べられることを望んでいても
葉は食べられては困るので葉を食べられないように
毒 アルカロイド、テルペノイド、フラボノイド
消化を阻害 セルロース、ヘミセルロース
を持っている

そこでサルは多種類の葉を少しずつ「つまみ食い」する事で同じ毒が蓄積されないので毒を防ぐことにした
幸い熱帯雨林の森は木が多様性に富むので可能となった
また
バクテリアを利用して繊維素を消化するため反すう胃を持つ
葉はフルーツの2倍くらいの蛋白質があるので体が大きくなる
昆虫食では動物は大型化できない
大型化すれば大量に長い間食物を体の中に入れてバクテリアや原虫に消化させることができる

「サバンナで武器を使いそこから狩猟が始まった」という説
森の中ですでに狩猟して肉食だった(チンパンジーのアカコロブス狩り)
分配行動も道具の使用も始まっていた
(チンパンジーは石を使いアブラヤシの種子を割ったり、木の枝を武器に使う) アウストラロピテクスの武器は棍棒と石

「有蹄類の反すう胃はサバンナの禾本科に対する適応」という説
森林の中で落ちている果実を食べて反すう胃を進化させた

森からサバンナへ
環境の変化、好奇心、オーバーポピュレーションなど

森からベルト状に川辺林(ギャラリー・フォレスト)があり
疎開林を経てサバンナに至る
川辺林の林縁部や疎開林はマメ科の植物が非常に多い
マメはタンパク質、脂肪に富む
サバンナでは禾本、根茎(森にはほとんどない)

食性
森林では保守的(毒性の強い植物)
サバンナ新しいものをすぐ食べる

ボノボ(ピグミーチンパンジー)
チンプ(ナミチンパンジー)

チンパンジーもヒトと分かれた後、独自に進化しており、 現在のチンパンジーの生態が必ずしも過去にそうだったとは限らない。 もしかするとネアンデルタールのようにヒトから学んだかも知れない。


ヒトとサルのDNA遺伝的距離

新聞記事
ヒトとゴリラ1.7%の違い500〜400万年前分離
ヒトとチンパンジー1.6%の違い400〜360万年前分離
ヒトとチンパンジー98.5%一致
オランウータンと分離1200年前
ゴリラと分離900年前
ミトコンドリアDNA490±20万年前(宝来)