第19項 八月十五夜に月を拝む
もともとは畑作物の芋の収穫儀礼が変形したもの。
葉月の望の日、すなわち旧暦八月十五日あるいは九月十三日のお月見は芋名月などと呼ばれる。
芋祭、正月や十五夜だけでなく、節分、五月五日、山の神祭りの日、先祖祭りの日などもある。
十五夜行事の特徴は
1.里芋その他の芋類や山野の採り物を供える
それも箕の上に載せて、月に供える。この箕は月の強力な霊力が付着する呪具であった。
2.新穀や焼米を供え穂掛けする
3.この夜藁苞(づと)で地面を打つ
4.綱引きを行う
5.相撲をとる
6.蓑笠をつけた訪問者がある
7.河童が海と山を往来する日
8.子供組若者組の行事としての集団性が強い
9.供物に対する社会的禁忌が存在する
10.供物を盗むこと
11.火祭りが行われる
12.年占的性格を持つ
インドネシアのスンバ島とチモール島の間にあるサブ島では「歌垣」が催される。