第1章 雲南
 第1節 自然
  第1項 中国西南部の地勢

41yunnan.jpg (1137282 バイト) 中国西南部の地図(1,111kbあります)

標高

 貴州の97%、雲南の94%が山地または山麓地の雲貴高原で、平均標高は貴州が1000m、雲南東部1400〜2000m、 雲南では山地84%、丘陵10%、バーツ(平坦な盆地)6%、 最高海抜点である徳欽県の梅里雪山6740mから、最低点である河口県の南俟(si4)河口まで高度差6663.6mあり、 1km南下するごとに7m下がることになる。

バーツ=子 = (ba)子とは


 雲貴高原は石灰岩地域で、水の溶解・浸食を受けてつくられた地形を総称してカルスト地形という。 流水が地表を溶解・浸食していくと、地表は数十平方mから数平方kmの漏斗状の地形、ドリーネ(溶蝕盆地)となる。 ドリーネが拡大していくと、次々と合併してポリエ(盆地)となる。 これをこの地方ではバーツと呼んでいる。

バーツには盆地バーツ(写真表示) のほかに

 河谷バーツ(景洪にみられる) や

 山麓バーツ( (ロン)チワン語の呼び名、


       嶂(ツアン5449)客家の呼び名、

       子 (クウツ)山東省での呼び名) などがある。

河川

5つの大河が流れる
 珠江
 長江(ちゃんじゃん、揚子江は下流の揚州での呼び名)
 瀾滄江(らんつぁんじゃん)メコン河(mekong)
 怒江(ぬじゃん)サルウィン河(salween)
 紅河(ほわんほー)ソンコイ河
このうち長江、瀾滄江、怒江の 3本の河は約80km程の間隔で並行している。
長江
 源頭は青海省唐古拉(タングラ)山脈の主峰各拉丹冬(グラダンドン)峰(6621m)で、
 最上流を沱沱(トト)河、その下流は通天河、
 玉樹県付近で青海省から雲南省に入り金沙江と呼ばれる。
 全長6380km、流域面積180万平方km。
瀾滄江
 メコン源頭は北緯33.42度、東経94.41度、高度5160mの地点。
 全長4350km、流域面積79万5千平方km。
紅河
 ソンコイは母なる川の意、全長約1200km。