第1章 雲南
第2節 少数民族
第2項 白(ペー、北京語ではバイ)族
白族
白族の由来
人口159万4827人、このうち雲南大理白族自治州には133万9056人。
先祖「
(bo2)人」(ボク人)、
先秦(qi2n)時代に一部の楚人を融合し、
(テン)池という湖周辺に
国を築いた。
魏(we4i)晋南北朝三国時代「白爨」「白人」、
漢王朝「
(シー)人」、
唐王朝「白蛮」と記述。
748年南詔王に
(アル)海地区に移された。
明清時代には「民家」「民家子」の名で文献に出ている。
女性の衣装
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長袖のシャツに赤や黒の短い袖なしの上着。幅広のズボンに刺繍の入った舟形の布靴。
何といっても特徴は美しい頭飾り。娘達は黒、白、赤の三色を基調とした衣装を着ていて「鵲(カササギ)」に例えられる。
食事
白族は主として農業に従事し、稲と小麦の二毛作が多い。主食は米と小麦粉、トウモロコシの粉で作った物。
中でも「拉皮(ラーピ)」という麺は白菜、羊肉、香菜、唐辛子、ニンニク、酢を入れて混ぜる。
豚肉の刺し身はやや焦げるように火であぶった皮付きの豚肉を千切りか薄切りにしてショウガ、ネギ、ニンニク、酢であえる。
生で食べる物が多く水田や沼からとって来たタニシもその中の一つ。
乳扇
「乳扇」(ペー語でルゥセェー)は、
一種のチーズで、鍋にホオズキやスイバでつくった酸味の液と牛乳を入れて、加熱しながらかき混ぜ、固まらせてから手でこねる。
長さ30cm幅3cm厚さ3mmぐらいにして、長い2本の棒で作った枠に巻き付け、乾燥させる。
あるいは既に乳酸発酵している牛乳の残り少々を、新鮮な牛乳に入れて一晩おき、それに新たにほぼ同量の牛乳を加え、
鍋で加熱後、前と同じ方法で作る。
最も簡単な料理は油で揚げるだけのもの。他の材料と組み合わせて炒め料理にするときは、
野菜の葉と葉の間に数時間挟んで軟化させてから用いる。
茶で用いる場合も、これを少々ちぎって湯飲みに入れる。
(カオ)茶
黄茶類に属し、あぶってから山椒やショウガ、桂皮と一緒に煮て、飲む。
三道茶は、苦い、甘い、複雑(生姜や蜂蜜)の三種類のお茶で人生を象徴している。
白族民居
白族民居
「三房一照壁」「四合五天井」といった形式をとり、木材で梁をわたし、
石やレンガ、土の土台に壁を積み上げ、瓦あるいは茅葺きで屋根を覆う。
大理石はここで採れることからその名前がつき今でも蒼山山脈から原石が採れる。
鵜飼
(アル)海では
鵜飼が盛ん。
「本主」信仰
本主とは民族固有の宗教(アニミズムともいうべき土着の宗教)と道教、仏教などが入り混ざり形成された守護神で、
多くは神話や伝説、歴史上の人物で、各村々に祀られているが、各村により異なる。
写真
崇聖寺千尋塔(主塔)は高さ70mで、唐時代の836年頃建てられた。
16層の密檐(エン)式四方形の煉瓦塔で、表面は石灰で塗り固められている。
骨組みは木造で、二層より上は四面に龕( )が設けられ、石仏が置いてある。
小塔は高さ40mで、1000年頃建てられた、10層の密檐式八角形の煉瓦塔で、
地震のために傾いている。