第1章 雲南
 第2節 少数民族
  第3項 (タイ)族(ビルマではシャン)

タイ族

西双版納族自治省では西

族景族自治省では

漢族の呼びかた
花腰タイ(孟連)
頭に銀の鎖をぐるりと巻き、袖や裄(ゆき)の短い上着には刺繍がある。

旱(ハン)タイ(徳宏)
鮮やかなブルーの上着に黒の長いスカート。頭には黒い布をターバンのように巻いている。
タイニュア方言

水タイ(西双版納)写真
体にぴったりのブラウスに、腰にはビルマ風にサロンを巻く。
タイリュ方言
102万5000人

 先祖は先秦代揚子江以南から雲南とアッサムの広い範囲に住んでいた百越民族集団。

 漢晋時代「越」「禅(てへん)」「僚」などの名で文献に登場するが

 今のタイ族がいつ頃雲南に入ったかはわかっていない。

 唐時代「金歯白夷」という名で、
 宋・元・明・清の各時代には「白衣」「白夷」「百夷」「ポbo夷」「擺ba3i夷」などの名で文献に記されている。

西双版納(シイサンバンナ)タイ族自治州

西双版納はタイ語のシップソンパンナに漢字を当てたもので、シップソンは12、パンナは千枚の稲田の意味で行政単位を表す。 面積2万5千平方km、海抜400〜2500m。州都景洪(ジンホン)はタイ語で「黎明の都」という意味。上座部仏教(南伝仏教)を信仰。

曼飛龍白塔

写真

 1204年(タイ暦566年)建立された、南宋時代に西南地方に伝入された上座部仏教の寺で、 曼飛龍山()、 高さ100mの頂上にある。

 塔の基段「須彌座」は八角形で、その上に九つの塔から成り、大塔16.3mとその回りを八つの小塔8.28mが囲み、 その様子からタイ語では「雨後の筍」という意味を持つ。

景真八角亭

写真

 1701年(タイ暦1063年)建立された、高さ15.42m、煉瓦と木で造られた8組10層の懸山式屋根を持つ。 (孟力)海(モンハイ)の郊外にある。

橄欖

曼听仏寺(マンティーフォスー)
 白い塔は大独塔
曼蘇満寺(マンスマンスー)
 中国古代建築技術史に書かれている
メコン支流プーエン川

タイ暦
周・秦の時代から伝わる道教の陰陽説に基づく暦で、
 1年は陽暦年で地球の公転により決められ、
 1月は陰暦月(朔望月)で月の満ち欠けにより決められる。
 1年は12ケ月あり、奇数月が大の月で30日あり、偶数月が小の月で29日ある。
 19年に7回閏年があり、3年に1度、9月を閏月とし、7日間が1周で、月曜は西暦の日曜にあたる。
 太陽が牡牛座に入る日(タイ暦6月24日〜26日、西暦4月20日〜21日)が新年で、
 水かけ祭り(ロイカトーン)が行われる。

夏暦
 月の満ち欠けにより1ヶ月が決められる。
 1年は12ヶ月、閏年13ヶ月
 大の月30日、小の月29日
 60干支

お茶の故郷普(プーアル)茶は基諾(ジーヌオ)山

布朗(プーラン)族龍神祭り
苗(ミヤオ)族(タイではメオ)詔龍祭り
ホロソは餅
水蕨菜はワラビに似た水草
竹楼
村(バーン)は数十個から成り、高床式で、2m程の上屋が人の住まい。

油瓜(hodgsonia(ホジソニア) macrocarpa)別名ラードフルーツ
1933年発見ウリ科のつる性植物
1959年栽培化
6つの卵大の種子、70〜80%の油を含む。

土器の製法

轆轤(ろくろ)を用いない「手塑法」が4種類と、用いる「輪製法」が1種類の計5種類
(1)粘土の固まりの中心部を押し下げ、凹部に石を入れ外から木片などで叩き固める
(2)巻き上げ式
 紐状の粘土を底の方から巻き貝のように巻き上げて側壁をつくり、内側と外側を石や木片でなめらかにする
(3)輪積み法
 ドーナツ型の輪で最小の輪を底にしてその上に次々と大きいものを積み上げていき、最後につなぎ目の部分を均す
(4)ホットケーキ状の粘土を底にして、長い粘土棒の側面を巻き上げ法と同じ要領で付けていく
(5)轆轤を手で回転させたり、足を使う蹴り轆轤によるもの

タイ系民族
 雲南省のタイ族
 インドシナ北部の黒タイ族、赤タイ族
 ビルマのシャン族

山地の盆地にムオン(タイ語で人の住む所)と呼ばれる政治領域をもつ。ムオンではかなり発達した水利潅漑が行われ、 水路を管理する水利官が置かれる。モンクメール系の先住民は山地に追い上げられ、カー(奴隷)という蔑称で呼ばれ、 貢納を義務づけられた。 西双版納ではプーラン族、ハニ族、チーヌオ族などに対し「十ニ火圏」という徴税単位が設置された。 その反面、特権も与えられ山地民の役人に王家の権威を示すシンボルである「傘」が与えられた。

ランサーン王国メコン後編
ピームオン 照葉樹林文化