第1章 雲南
 第4節 西南絲綢之路(シルクロード)

 西南シルクロードは公元前122年以前(今から3000年前)に開通した全長約3000kmの道で、いわゆるシルクロードより1000年以上前に作られた。 この道の存在は1986年成都の王墓からインド洋でとれた宝貝の貨幣が発見されたことから明らかになった(大理三塔からも宝貝が発見されている)。 この道は四川省の成都(古代蜀の国)から大相嶺を越え、西昌、 昌、大理と続き、保山で二つに分かれ、

一つはインドへ、もう一つは瑞麗を経てミャンマーへと至る。 ミャンマーではエーヤワディ河(全長2090km、流域面積43万平方km)に沿ってミチナー(翡翠の産地、中国にはないのでここから輸入)、 1885年まで王宮があったマンダレー、200km下流のパガン、300km下流のシュリ・ケストラ(ピュー(pyu)族によるピュー王国)、 さらに250km下ると首都ヤンゴン(旧ラングーン)と連なる。

5つのルート
関中道 西安−漢中−成都
霊関道 成都−西昌−昌−楚雄

朱提道 成都−宜賓−楚雄
安南道 昆明−開遠−河口−ハノイ
博南道 楚雄−大理−保山−古永−ミチナー−インド
              └−瑞麗−ラングーン